赤ちゃんの睡眠5か月
5か月
赤ちゃんの首もしっかり座り、うつ伏せにすると首をもちあげられるようになってくる頃です。声を出して笑ったり、笑顔が見えたり、表情も随分豊かになってきたのではないでしょうか。
寝返り
この頃から寝返りができるようになってきます。片方だけにしかできなかったり、寝返りをするそぶりもなかったりと個人差がありますので、遅いからと気にする必要はありません。生まれた季節によっても差はあるようで、寒い冬の頃だと動きたくない赤ちゃんは寝返りが遅くなるなんてこともあるようです。気を付けてあげたいのは、寝返りをする場所です。まだ首に筋力のない赤ちゃんは長時間顔をあげていることはできません。寝返りをして首を持ちあげても、疲れたら顔をうずめます。柔らかなふとんの上などで練習していると、顔が埋もれてしまって呼吸ができなくなってしまう可能性も。練習をする時は目を離さないようにし、べびーふとんや、ベビーベッドなど顔が埋もれてしまわない場所でやりましょう。寝返りをすることで移動できるようになった赤ちゃんはあちらこちらへと視線を動かし、好奇心いっぱいです。我が子はちょっぴりやんちゃさんで、座布団の上にいたはずが、気づいたら部屋の隅っこにいました。床にあるものに手を伸ばし口の中へ入れることもしばしば…。赤ちゃんが口に入れると危険な物(薬、タバコ、電池、硬貨、ビニール袋など)は手の届かない所に置きましょう。
うつ伏せ寝
昼寝と夜の睡眠で要注意なのがうつ伏せ寝です。寝返り返りができない赤ちゃんは、寝返りをしたらそのままうつ伏せで眠り続けてしまいます。柔らかなふとんを使っていると、顔が埋まってしまい呼吸ができず、窒息事故に繋がってしまう可能性があります。ふとんは専用のベビーふとんを使用し、敷きふとんは硬めのものを選びましょう。あお向けにしてもすぐうつ伏せになってしまう赤ちゃん。これは、うつ伏せの姿勢がお腹の中にいる時のような安心感を覚えるためといわれています。しかし、このうつ伏せ寝は乳幼児突然死症候群のリスクが高まると厚生労働省より発表がされています。
乳幼児突然死症候群(別名:SIDS)は、これまで元気に過ごしていた赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなってしまう病気です。原因不明で、現在、0歳児の死亡率の第3位はこの乳幼児突然死症候群です。予防法は確立されたものがないのですが、
3つのポイントを守ることで発症率が低くなるというデータがあります。
- 寝かせる時はあお向け
- 母乳育児
- 禁煙
妊娠中の喫煙は赤ちゃんの体重を増えにくくし、呼吸中枢にも明らかに良くない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんの周りでの喫煙もやめましょう。
うつ伏せ寝からあお向けに戻したい時は、ぐっすり寝ついた深い眠りの時がおすすめです。浅い眠りの時に動かすと、目を覚まし、ぐずってしまう可能性があります。
まとめ
脳の発達が目覚ましく、視力も発達してきた赤ちゃんは目が離せません。夜泣きや、早い子だと離乳食も始まりお母さんにとっても大変な頃でしょう。赤ちゃんもお母さんと他の人の区別がつくようになってきます。怒っている時、悲しい時、笑っている時の顔を赤ちゃんはなんとなく察してくれるのです。イライラしてしまうことも多いですが、今だけのことと心にゆとりを持ち、笑顔で赤ちゃんと向き合えるとよいですね。
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