今日は「地蔵盆」の日

関東ではあまり馴染みのない「地蔵盆」。

近畿地方の行事として古くから行われているもので地蔵菩薩の縁日である24日を中心に行われますが、地域によっては土日に行っているところもあります。

地蔵盆は道祖神信仰と結びついた道にたたずんでいるお地蔵様が対象です。行われるようになった由来は様々な説があるようです。

そのひとつが、

親に先立って亡くなった子供たちが、三途の川の賽の河原で、両親や兄弟たちを懐かしみ石の塔を築くと、鬼がやってきてそれを壊してしまいます。それを哀れんだ地蔵菩薩が、子供たちを抱いて錫杖の柄に取り付かせ、自分が子供たちの親となって救うことを誓いました。

それ以来町の辻に地蔵菩薩を建立し、子供の幸福を祈る民間信仰として広まったというものです。地域によって祀り方も様々なようですが、お地蔵様を洗い清めて新しい前垂れを着せ、お化粧をするなどして飾りつけ、お地蔵様の前に灯籠を立てたりお供え物をしたりするそうです。

子供のためのお祭りともいえ、子供がお地蔵様の前に詣り加護を祈ったあと、お地蔵様の前に設けられた席で供養のお菓子やお料理がふるまわれたり、イベントや子供の遊び場となることもあるそうです。

古き良き日本の風習は、未来へと受け継ぎ大事にしていきたいものですね。

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