KNOPS 粒わた製造
小さな粒状のわたをご存知でしょうか。
繊維を小さくまるめて粒わた状に加工することで、通気性アップ、弾力性アップ、わたの出し入れが簡単、ウォッシャブルになるなどのメリットがあるのです。

丸三綿業では特殊な設備を使い、キャメルやコットン、テンセル、ポリエステルなどさまざまな粒わた(ノップス)を製造していますが、今回はウールノップスの工程をご紹介します。
まずは原料ウールに、通常のウールわたの防縮加工とは少し異なる方法で、ノップス専用の前処理を施します。
次に1台目のカードで繊維をまるめて粒状にしていきます。
ウールノップス専用のカードはこのような大型の機械で、ほぼ同じ形の大きなカードが2台並べてあります。

粒状になったウールのわたを更に2台目のカードに通して、より小さい粒にまるめます。
下の写真の左側が1台目のカードを通ったウールノップス、右側が2台目のカードを通ったウールノップスです。大きめのノップスを作る場合は2台目のカードは通しません。

粒状に刻まれたわたは10kgずつ計量され、ドラム型の攪拌機に入れられ混ぜられます。
攪拌機で30分以上ぐるぐると混ぜられたわたはキュッと引き締まり、様々なサイズの粒が均一に混ざり合います。また、ウールに絡みついていた植物由来のゴミ(木くずや枯草など)も落ちてきれいになります。
攪拌する過程で、ハーブの香りづけをする場合もあります。
下の写真が攪拌機に入れる前のウールノップスです。粒の周りには、ほわほわの繊維があります。

次の写真が攪拌した後のウールノップスです。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、一粒一粒が引き締まっています。

攪拌機の中にぎゅうぎゅうに詰め込まれていたウールノップスは、風を吹き付けながらフワッとさせて、検針機に通したら完成です。
ノップスはその形状から、枕やクッション、ぬいぐるみなどの隅まで詰め込みやすく、また、偏りにくいので表面がでこぼこにならず快適にお使いいただけます。
ご自分で出し入れすることも容易ですので、枕の高さ調節にも重宝されています。
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