独自の技術により作られる 肌に優しい超贅沢な”わた”

丸三綿業では特許技術をはじめ、多数の独自技術を持っています。

そのうちのひとつが「シルクフィル」です。名前のとおり、素材はシルクを使用しています。 

蚕が作る繭からシルクは作られています。繭は蚕の吐いた1本の糸からできており、その長さは1200~1500mにもなる天然繊維の中で唯一の長繊維(フィラメント糸)です。

主成分はタンパク質。アミノ酸を多く含んだ繊維状の2本のフィブロインを、粘着質のあるセシリンが包むようになっています。絹として使われているのは、セシリンを取り除いたフィブロインです。フィブロインが絹独特のしなやかさや光沢を生み出しています。人の皮膚と同じタンパク質で出来ているため、敏感肌の人でも安心して使える繊維です。

シルクの特徴
  • 人の皮膚の組成と似ている
  • 静電気を起こしにくい
  • 吸湿性・放湿性・保温性・通気性に優れている
  • なめらかな触り心地
  • 独特の気品ある光沢

があげられます。

非常に肌に優しい素材のため、皮膚の未発達な赤ちゃんや、アトピー性皮膚炎など肌の弱い方におすすめです。

シルクフィルとは

絹ふとんといえば「真綿」が有名ですが、シルクフィルは真綿以上にふわふわとした”わた”で出来ています。真綿との違いは、その作り方にあります。

真綿ふとんの作り方

①アルカリ性の水で繭を煮ます

②1枚ずつ約30cm角に広げ乾燥させます

③1枚1枚ふとんの大きさに広げ必要な厚さまで積み重ねていきます

すべて手作業で行われている為、真綿のふとんはとても高価なものです。

シルクフィルの作り方

①大量の繭から引き出した繭糸を、 濡れたまま大枠へ巻き取ります

②精錬をしてセシリンを取り除きます

③乾燥させ繊維をほぐして、伸ばして、わた状にします

④職人の手作業で均一にシルクフィルを敷き、布団の中わたとして使用されています。

繭糸を裁断することなく、まるごとふっくらとしたロープ状の”わた”にしています。長さは1本20m以上にもなります。丸三綿業はこのシルクフィルの技術で、貞明皇后記念蚕糸科学賞を受賞しました。シルク本来の温度調節機能・保湿性に加えてふんわりとしたかさ高、圧縮回復性にも優れています。

国産繭100%

丸三綿業の取り扱うシルクフィルは、すべて群馬県産の繭を100%使用しています。特に、富岡産シルクは現在養蚕農家が12軒しかないため大変貴重なものとなっています。この貴重な繭を使用したシルク布団や小物は、富岡市のふるさと納税返礼品にもなっています。 

どこにもない、丸三綿業独自の贅沢なわたシルクフィル。その多様性は布団だけにとどまらず、様々なものに幅広くお使いいただけます。

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