ウールの凄さを科学的に検証⑤
ホルマリンとは、ホルムアルデヒドという化学物質の水溶液のことです。無色透明で、刺激臭があり、生体には有害です。特に大人よりも皮膚の薄い赤ちゃんには危険性が高く、皮膚障害を起こす場合があります。ホルマリンは蒸発しやすく、吸着しやすい性質があります。その吸着性について実験をしたのがこちらです。
消臭性の表を拡大したのがこちらです。
ウールはホルマリンの臭いにも消臭効果があることが分かります。
吸着性の表をを拡大したのがこちらです。
赤い枠部分を拡大したのが右のグラフです。天然繊維でウールは消臭性、吸着性の両方に優れているのが分かりますね。
しかも、吸着したら再放出させないという特徴があります。ニュージーランド羊毛公社による実験では、30年以上に渡りその能力を維持し続けることが確認されています。洗濯でその効果が減少することもなく、副作用もありません。
ウールは赤ちゃん用のセーターや、住宅の断熱材としても取り上げられるほど高性能の天然繊維です。
人にも環境にも優しい繊維として注目を浴びています。
そのウールがふとんとして活用されるとどんなメリットがあるのか…次回はふとんに重要な吸放湿性についてご紹介します。
3月18日は「春の睡眠の日」です。寝具の見直しをして睡眠環境を改善しましょう。
2024年3月18日
花粉が気になる季節、おふとんのお手入れどうしていますか?
2024年2月19日
今夜すぐに取り入れられる!あたたかく快適に眠る方法をおさらい
2024年2月5日
スリープテックを睡眠の質向上・睡眠環境の改善に活用していますか?
2024年1月29日
MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)2024 へ行ってきました
2024年1月22日
ヨーロッパではどんな寝具が人気なの?
2024年1月10日
羊毛の産地「Suffolk -サフォーク-」について
2021年2月17日
ベッドメーカーの3Sってご存じですか?
2021年2月10日
群馬県高崎市の気候
2021年2月3日
春のまくらカバーの選び方
2021年1月20日
- カテゴリー
- TOPICS -寝具の話題-
- タグ
- ベッドパッド
“ウールの凄さを科学的に検証⑤” に対して4件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。