国の睡眠指針第8条…①
忙しい時こそ、疲労回復のために十分な睡眠を確保することが重要です。
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第8条.労働世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
- 日中の眠気が睡眠不足のサイン
- 睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させる
- 睡眠不足が蓄積すると回復に時間がかかる
- 午後の短い昼寝で眠気をやり過ごし能率改善
順番に、
1.日中の眠気が睡眠不足のサイン
からおはなししましょう。
解説から抜粋しますと、
必要な睡眠時間は、個人によって大きく異なり、また、年齢によっても変わります。一人ひとりが、自分に必要な睡眠時間を知ることが大切です。自分の睡眠時間が足りているかどうかを知るためには、日中の眠気の程度に注意するとよいでしょう。日中の仕事や活動に支障をきたす程度の眠気でなければ、普段の睡眠時間は足りていると考えられます。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
睡眠不足では日中の眠気が強くなる。昼過ぎにある程度の眠気を感じることは自然なことであるが、昼過ぎ以外の時間帯でも強い眠気におそわれる場合には、睡眠不足の可能性がある。日本人の労働者を対象とした横断研究では、睡眠時間が6時間を下回ると日中に過度の眠気を感じる労働者が多くなることが示されている。もし、日中に活動に支障をきたすほどの眠気がある場合には、睡眠時間を延ばす工夫が必要である。
という記載があります。
メラトニンは体内時計に働きかけ、「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。このメラトニンは眠りを誘うほかに、抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲労回復や老化防止としても効果を持つと考えられています。メラトニンの分泌量は思春期頃から減りはじめていくため、加齢による体内時計の乱れの原因と考えられています。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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