すごい技術!布団に詰めこまれた独自の技を一挙紹介!
布団屋さんに行ってみると、見た目は似ているのに価格が大幅に違う布団が販売されていたりします。中身の見えない布団はその違いを見分けるのも難しいですよね。
高い布団と安い布団には、それぞれその価格になった「理由」があります。
そこで!!科学的な裏付けをつけて、良い寝具をご提供している丸三綿業の布団に詰めこまれたスゴイ技術をご紹介します。良い布団には、それに見合うだけの素材と、技術が施されているのです。
ウール(羊毛)
ウールの布団を買う時に注目するのは品質保証のマークがついているかどうか。
世界的にも認知されているのが
- ウールマーク
- ステッキマーク
- レーヌマーク
工場に求められる設備と、厳しい検査基準をクリアしなくては付けることのできないマークです。丸三綿業のウール布団はこれら品質保証のマークを付けた高品質、安心安全の寝具です。2011年5月には「ふとん製造部門」において英国羊毛大賞を受賞しています。自信をもってお届けするウール布団には人に優しい処理を施し、皆様に長く使ってもらえるよう独自の加工をしています。
非化炭処理
刈り取られた羊の毛は、植物性の異物が混ざっているため除去が必要になります。日本の多くのウールは化学薬品を使って処理をしていますが、丸三綿業のウールは使っていません。そのため、若干の植物性異物は残ってしまうものの、人にも環境に優しく、毛本来の良さである保温性・弾力性が保たれたウールになります。
エコウール防縮加工
ウールは優れた性質を多く持っていますが、ご家庭でのお洗濯が難しいという弱点があります。ウールのセーターをお洗濯して縮んでしまったという経験はありませんか?これはウールの繊維の表面を覆っているスケールという部分が、お洗濯中にからまり合い、固まってしまうためです。ウールを水洗いできるようにするには、このスケールがからまないようにする防縮加工が必要になります。一般的に、塩素系の薬剤で行われますが、丸三綿業では、非塩素系ノンホルマリン薬剤を使用し、ウール繊維にも環境にも優しいエコウール防縮加工を行っております。
スチーム&ドライ加工
ウールの良さであるクリンプ(ちぢみ)は、わた状に加工するときに伸びてしまいます。丸三綿業のウールはクリンプを回復させるために、ウールに高温の蒸気を与え、急速に乾燥させます。これにより、ウールはよりフワフワになり、弾力性もアップします。
クロス成形
ウールをふとん綿に仕上げるためには、カードという機械設備でウールの繊維を極薄に梳き、引きそろえる工程が必要です。丸三綿業では、ウール専用のカードを使用し、繊維を極力切断しないようゆっくりと優しく製綿していきます。さらに、2台のカードから出たウールわたをタテ・ヨコに重ね合わせ、非常にふっくらとした”わた”に仕上げています。クロス成形を施すことで、布団がヘタリにくくなり長持ちします。
ノップス製造(球状化)設備
ノップスとは繊維を直径5mmほどの球状に加工した粒綿です。通気性や弾力性がアップし、洗濯をすることも可能です。枕やクッションなどの中材として使用されます。
シルク(絹)
シルクとは、蚕の繭から取り出した天然繊維です。
繭玉1個から取れる生糸は約1500mで、生糸1kgを作るには約5倍の5kgの繭が必要となります。現在国内で流通しているシルクの99%以上が外国産の繭によって作られたものです。
出典:農林水産省「養蚕の動向」
外国産の繭や生糸を使っていても、国内で製作されたものは「日本製」や「国産」と表記できてしまいます。純国産の製品は高価なものですが、安心性・信頼性・品質が保証されているのです。
参照:富岡シルクブランド公式ホームページ
シルクフィル
絹ふとんといえば「真綿」が有名ですが、シルクフィルは真綿以上にふわふわとした”わた”で出来ています。繭糸を裁断することなく、まるごとふっくらとしたロープ状の”わた”にしています。長さは1本20m以上にもなります。丸三綿業はこのシルクフィルの技術で、貞明皇后記念蚕糸科学賞を受賞しました。
シルク本来の温度調節機能・保湿性に加えてふんわりとしたかさ高、圧縮回復性にも優れています。丸三綿業の取り扱うシルクフィルは、すべて群馬県産の繭を100%使用しています。特に、富岡産シルクは現在養蚕農家が12軒しかないため大変貴重なものとなっています。
再生繊維テンセル™
テンセル™は木材パルプから作られるセルロース繊維です。パルプを溶剤で溶解し紡がれています。この溶剤は99%以上が回収され再利用されており、環境に優しい作られ方をしています。植物由来の繊維は肌にも優しく、敏感肌の人や、動物性の繊維にアレルギーがある人にもご使用いただけます。
テンセル™わた
丸三綿業では、この植物性繊維を特殊な防縮加工およびパワーアップ加工を施し、より一層テンセル™の魅力を引き出した”わた”を生み出しました。この技術で特許も取得しております。
テンセル™独特のソフトな風合いと光沢はそのままに、ふっくらとした柔らかな”わた”です。
研究所
丸三綿業の工場には足利大学睡眠科学センター高崎研究所を併設しています。
作られている布団は性能を研究所で調べ、科学的裏付けをもってご提供しています。過去には足利工業大学の学生さんが実験に来社されたこともあります。
皆様に安心・安全の高品質寝具をご提供できるよう努力をしております。
「丸三綿業をもっと知りたい」と思ってくださった方、工場見学も受け付けております。
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