国の睡眠指針第12条…②
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第12条.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。
いよいよ睡眠12箇条最後の
2.薬剤は専門家の指示で使用
をおはなししましょう。
解説から抜粋しますと、
睡眠薬などの薬を用いて治療を受ける際は、医師に指示された用法や用量を守り、薬剤師から具体的な服薬指導を受けることが重要です。また、薬とお酒とを一緒に飲まないことは特に重要です。お酒と睡眠薬を同時に飲むと、記憶障害、もうろう状態等が起こる可能性があり、危険です。疑問や不安ある場合、睡眠薬を飲み始めて気になる症状が出た場合には、医師や薬剤師に相談しましょう。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
薬物治療を受ける場合には、医師に指示された用法や用量を守ることや、薬剤師の服薬指導を受けて使用することが、薬物治療の基本である。指示よりも多い量の薬剤を飲むことがよくないことはもちろん、飲む量を減らす場合や飲むことをやめる場合にも、医師や薬剤師に相談する必要がある。薬に慎重なことは悪いことではないが、急に減らしたり、中断したりすると、かえって睡眠が不安定となり、不眠の悪化につながることもある。また、睡眠薬を恐れることとは逆に、睡眠薬に期待しすぎることも禁物である。たとえば、体が眠る態勢になっていない時間帯に眠ろうとして睡眠薬を飲んでも、寝つくことはできず、ふらつきや記憶力の抜けなど好ましくない作用が出ることがある。睡眠薬を飲み始めてから、気になる症状が出た場合には、副作用も考えられることから、医師や薬剤師に相談することが必要である。睡眠薬とお酒を同時に飲むと、記憶障害を起こして、飲んだ後のことを思い出せない、意識がもうろうとして知らないうちに変わった行動 をとる、激しい脱力やふらつきが起こる、といった状態が起こる可能性がある。基本的な考え方として、不眠治療中は、寝酒はやめることが重要である。
という記載があります。
不眠治療は睡眠薬を用いた薬物療法が中心です。現在広く使われている睡眠薬は不安や緊張・興奮をやわらげて眠りに導くので自然に近い眠りが得られ、副作用も少なく安心して使えます。ただし、長期にわたって漫然と使い続けるのはよくありません。医師の指導の元に適切に使用することが大事です。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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