布団の衣替え 素材ごとの保温性を比較
秋分も過ぎ、暑さも落ち着き始め、朝晩は冷え込んでくるようになります。
もうすぐ10月。そろそろ布団も衣替えの準備を始める頃です。夏の寝具に求められていたのは、たくさんかく汗をしっかり、吸湿、発散し、サラッと快適な寝心地を保つことでした。
秋も汗をかきますので、吸湿性と発散性は外せないポイントです。さらに、朝晩の冷え込みでもゆっくり眠れるように保温性のある布団がよいでしょう。保温性が高すぎると、寝ている間に布団を蹴飛ばしてしまったり、寝つきが悪くなってしまったりしてしまいますので、適度な温度に寝床内を保ってくれる素材がおすすめです。
一般財団法人 ケケン試験認証センター様が素材ごと保温性を検証した結果です。
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保温性はどの素材も似た水準になっています。
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羊毛が天然素材の中で優れた吸湿性を持っていることが分かります。
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他にも様々な試験を行い、結果を総合すると価格は高くなってしまうものの、羊毛は寝具に優れた素材であることが立証されています。
敷きふとんは、床に近いことから熱伝導率の低さ(床からの冷えを防ぐ)が求められます。また、掛けふとんよりも汗を吸収するため吸湿性、発散性が優れていることでベタつきのない寝心地になります。寝床内を快適な温度に保つ保温性はこれからの季節には欠かせません。羊毛はクリンプ(ちぢれ)により、空気をたくさんはらむことで適度な温度に寝床内を保ってくれます。羊毛はその優れた保温性と、安全性から断熱材としても使用されています。
さすがに断熱材と同じ羊毛は寝具には使用していません。丸三綿業は天然素材の品質にこだわりを持ち、1枚1枚丁寧にふとんをお作りしています。羊毛の品質が認められ、2011年5月にはふとん製造部門において、英国羊毛大賞を受賞しました。
<マチ付き羊毛100%固綿敷きふとん>
品質が保証された羊毛の敷きふとんは、これからの季節にぴったりです。動物性の繊維には抵抗がある…という方には、植物由来の繊維テンセル™を使用したふとんがあります。再生繊維テンセル™は、作られてから比較的新しい繊維です。木材パルプを原料としており、製造工程においても環境に悪影響を及ぼさず、ほぼリサイクルが可能な作り方をしているため再生繊維と言われています。環境にも人にも優しい素材です。衣類やふとんの側としての方が有名ですが、弊社の特許技術によりふわっふわの”わた”としても使われています。テンセル™は吸湿性、発散性に優れています。暑がりで汗っかきという人にはおすすめの素材です。嫌な臭いのもととなる雑菌の繁殖を抑える効果もあり、肌に優しい素材のため、ベビー用のふとんにもなっています。
<テンセルトップ敷きふとん>
<こどもふとんロイヤル 5点セット>
ふとんの中でも最高級なのがシルク(絹)。シルクは人の皮膚のタンパク質の組成と酷似しているため、敏感肌の人にもご使用いただける素材です。保温性にも優れており、軽く滑らかな触感は最高の眠りをお楽しみいただけます。シルクを使用したふとんでは真綿ふとんが有名ですが、その価格はとびっきり高価です。
そこで、丸三綿業は独自の技術によシルクをふわふわの”わた”にしたシルクフィルⓇを生み出しました。この技術は2011年11月に貞明皇后記念蚕糸科学賞を受賞しています。
真綿よりもふわふわとした柔らかな感触で、へたりにくくなっています。使用する繭は群馬県産100%にこだわり、すべてが日本で作られている安心安全の寝具です。
<群馬県富岡シルク使用「シルク掛けふとん・敷きふとんセット>
布団は人生の3分の1もの時間を過ごす場所になります。寝具は長時間直接肌に触れるものですから、快適さと安全さの両方を備えたものを選びましょう。
目安としては
●側地、中綿の素材
価格は高くなりますが天然素材の方が肌に優しく安全でできれば綿100%、ウール100%など天然素材100%のものを選びましょう
●日本製
信用と安心感があります
●品質保証のマークがついている
一定基準を満たさないと付けられないことがほとんどです羊毛でしたら、ウールマークやステッキマークが付いているか確認しましょう。
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