国の睡眠指針第9条…③

「健康のための睡眠指針2014」

「睡眠12箇条」

第9条.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。

本日は、

3.適度な運動は睡眠を促進

をおはなししましょう。

解説から抜粋しますと、

運動は、睡眠への恩恵のみならず、加齢により低下する日常生活動作(ADL)の維持・向上や、生活習慣病の予防にも寄与します。ただし、過剰な強度の運動はかえって睡眠を妨げ、けがなどの発生にもつながる可能性があるため、まずは無理をしない程度の軽い運動から始めることがよいでしょう。

という記載があります。

科学的根拠から抜粋しますと、

十分に日常生活活動度(ADL)が確保され、また、大きな病気を有していない日本人高齢者を対象にした縦断研究では、週に5日以上の身体活動が不眠の発生を抑制することが示されている。つまり、定期的な運動は睡眠に良い影響を及ぼすと考えられる。ただし、強い運動をすると、かえって、寝付けなくなることも考えられるため、日常生活の中で体を動かすことや、定期的に運動を行うことが重要である。高齢者の場合には、身体の状態に配慮しながら、運動を取り入れることが大切である。

という記載があります。

高齢になればなるほど、これまでのライフスタイルと、現在どのような生活を送っているかで運動能力には個人差が生じます。生活習慣病の予防や、転倒防止にも適度な運動は重要です。老化は現実的に避けられないものですが、その進み方はひとりひとり異なります。積極的に運動をすることで、若い活力年齢を保ち、充実した生活をおくりましょう。

出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」

詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。

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