インフルエンザの流行と対策
空気が乾燥する冬はインフルエンザが流行しています。
インフルエンザウイルスは低温乾燥を好むため、真冬などの寒い時期はウイルスが増殖しやすく流行もピークを迎えます。今年は9月頭からインフルエンザによる学級閉鎖があり、徐々に各地でインフルエンザの感染が確認されています。注意報などはまだ出ていませんが、外出の際の対策は必要そうです。
予防接種
予防接種は打ってすぐに効果が期待できるものではなく、免疫ができるまでに約2週間ほどの時間がかかります。予防接種を受ける時は、流行する時期に抗体ができるようにするのが理想的です。10月6日、厚生労働省より今年のインフルエンザワクチンの製造量は過去5年間の中で最も少なくなると発表がありました。そのため、1回または2回としている13歳以上の任意接種について原則1回接種とするよう推奨されています。13歳未満の任意接種は2回のままです。これは小さな子供の場合、1回の接種だけでは十分な免疫ができないためです。0~1歳児のお子様の場合は他の予防接種のスケジュールもありますので、受ける際はかかりつけの小児科医へ相談をしましょう。
自分でできる対策
インフルエンザの主な感染経路は「飛沫感染」だと言われています。感染した人のくしゃみや咳によって、約1~1.5mの距離にいる人の呼吸器に侵入しウィルス感染します。インフルエンザの感染は、潜伏期間の症状が現れていない時期でも他の人に感染をしてしまいます。外出をする時は特に、予防をするようにしましょう。
マスクを着用
隙間ができないよう、自分に合ったサイズのマスクを使用しましょう。感染した人は他の人にうつさないように、予防の人はうつされないように、マスクは飛沫感染を防ぐ上で重要です。
手洗い・うがい
外出先から帰ってきたら、食事の前などこまめに手洗い、うがいをするようにしましょう。
加湿
乾燥はウィルスを空気中に長くとどめてしまいます。のども痛めやすく、感染しやすい状況にしてしまいますので、室内の湿度を50~60%程度に保つのが良いとされています。
バランスの良い食事
健康的な身体作りは食事から。バランスの取れた食事を心がけましょう。
質の良い睡眠
寝不足は免疫力の低下につながってしまいます。質の良い睡眠は、健康的な生活を営む上で重要です。
予防をしっかり行っていても、100%防げるわけではありません。ですが、感染リスクを下げることはできます!!インフルエンザは重症化すると脳炎や肺炎などの重い合併症にかかる危険性があります。こういった感染リスクを防ぐために、予防接種などの対策や、日頃の生活習慣を見直しましょう。
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