国の睡眠指針第11条…②
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第11条.いつもと違う睡眠には、要注意。
本日は、
2.眠っても日中の眠気や居眠りで困っている場合は専門家に相談
をおはなししましょう。
解説から抜粋しますと、
うつ病の多くでは、寝つきが悪く、早朝に目が覚めたり、熟睡感がないなどの特徴的な不眠を示します。こうした特徴的な睡眠障害を初期のうちに発見し適切に治療することは、うつ病の悪化を予防することにつながります。きちんと睡眠時間が確保されていても日中の眠気や居眠りで困っている場合は、ナルコレプシーなどの過眠症の可能性もあるので、医師による適切な検査を受け、対策をとることが大切です。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
睡眠障害を初期のうちに発見し適切に治療することは、うつ病の悪化を予防することにつながる。夜間に十分に睡眠時間が確保されていても日中の眠気や居眠りで困っている場合には、ナルコレプシーなどの過眠症を有する可能性もあるため、医師を受診し適切な検査を受け、対策をたてることが大切である。夜間に十分な時間眠っているにもかかわらず、日中の眠気が強い場合には過眠症が疑われる。過眠症には、ナルコレプシー、特発性過眠症などのように睡眠覚醒機構の機能異常により生じる一次性の過眠症と、交代性勤務障害や睡眠相後退症候群などのように睡眠覚醒リズムを調節する機能の異常により生じる概日リズム睡眠障害、薬剤の副作用あるいは睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害、むずむず脚症候群による夜間睡眠の質的悪化により日中の眠気が出現する続発性の過眠症が存在する。さらに、一部のうつ病では不眠ではなく過眠を呈する場合もある。日中の過度の眠気は、直接的かつ短期的に健康を害す る場合は少ないものの、長期的には仕事や学業に支障を生じ、重大な労働災害や交通事故の危険因子にもなるため、早期に専門家に相談する必要がある。
という記載があります。
たかが「いびき」と楽観視するのは危険です。自分の睡眠がどのようになっているかを確認し、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあった場合はすぐに専門医に相談しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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