国の睡眠指針第7条…①
成長ホルモンの分泌量は思春期に一番増えます。
副交感神経が優位な夜間の、ノンレム睡眠の時にその分泌量は多いため、夜ぐっすり寝れる時間を確保し生活リズムを一定に保つことが重要です。
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第7条.若年世代は夜更かしは避けて、体内時計のリズムを保つ。
- 子どもには規則正しい生活を
- 休日に遅くまで寝床で過ごすと夜型化を促進
- 朝目が覚めたら日光を取り入れる
- 夜更かしは睡眠を悪くする
順番に
1.子どもには規則正しい生活を
からおはなししましょう。
解説から抜粋しますと、
思春期になると、子どもたちは夜更かしをするようになります。思春期から青年期にかけては睡眠の時間帯が遅れやすい時期ですが、さらに通学時間が長いことなどにより、こうした傾向が助長されます。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
米国の小児を対象にした縦断研究では、就寝時刻が遅いことと、その後の体重増加が関係することが示されている。また、日本人の中学生・高校生を対象にした横断研究では、就寝時間が遅い者ほど、メンタルヘルスの所見を有する割合が多いことが示されている。さらに、思春期の睡眠に関する研究では、一定しない睡眠-覚醒リズムおよび就寝時刻や起床時刻が遅いことが、学業成績の低さと関係していることが示されている。
という記載があります。
思春期は生理的に眠気が強くなる時期です。寝ている間に脳は記憶の整理を行い、定着させます。徹夜はせず、日中起きている時間帯に勉強をする方が効率的です。規則正しい生活を行い、夜更かしはしないよう心がけましょう。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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