国の睡眠指針第3条…③
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第3条.良い睡眠は生活習慣病予防につながります。
について本日は第3条最後の、
3.肥満は睡眠時無呼吸のもと
をおはなししましょう。
解説から抜粋しますと、
睡眠時無呼吸症候群は、過体重や肥満によって、睡眠時に気道(喉の空気の通り道)が詰まりやすくなると、発症したり、重症化したりします。睡眠時無呼吸症候群の予防のためには、肥満にならないことが大切です。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
過体重が呼吸動態に及ぼす影響としては、脂肪組織の増加による上気道の構造変化や狭窄、それに加えて肥満に伴う機能的残気量の減少や、全身の酸素必要量の増加による低酸素血症が起こることなどが挙げられている。食事指導等の介入によって体重が減少した群では、介入がなく体重が減少しなかった群と比較して、睡眠時無呼吸症候群の重症度が有意に低下しており、体重1%の増加が一時間あたりの無呼吸の回数の3%分の上昇に相当すると報告されている。また、10%の体重増加があった者では体重の増加がない者と比較して、睡眠時無呼吸を発症する危険性が6.0倍であることが示されている。
という記載があります。
睡眠時に無呼吸が繰り返されると、体に取り込まれる酸素量が少なくなってしまいます。日中に眠くなったり、さまざまな臓器に影響が及んでしまう大変恐ろしい病です。健康寿命を伸ばすために、日頃の生活習慣に気を付けましょう。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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