国の睡眠指針 第2条…②
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第2条.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
について、本日は
2.朝食はからだとこころの目覚めに重要
をおはなししましょう。
解説は「1.」と同じ内容になりますが、
適度な運動を習慣づけることは、入眠を促進し、中途覚醒を減らすことにもつながります。また、しっかりと朝食をとることは朝の目覚めを促します。これらの生活習慣によって、睡眠と覚醒のリズムにメリハリをつけることができます。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
日本人の成人を対象とした横断研究では、睡眠-覚醒リズムが不規則である者は、朝食の欠食頻度が多い、朝食の摂取量が少ない、昼食や夕食の摂取量が多いとの傾向があることが示されている。ブラジル人の健常者を対象とした横断研究では、夜食とその間の間食で摂取したカロリーの量の多さは睡眠潜時の長さおよび睡眠効率の低さと関係することが示されている。また、日本の中学生と高校生を対象とした横断研究では、朝食を欠食する頻度が多い者ほど入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、不眠を訴える割合が多いことが示されている。ただし、これらの検討結果は横断研究に基づくものであり、食習慣と睡眠との因果関係については最終的な結論は得られていない。
という記載があります。
若い世代を中心に、朝食を欠食する割合は増加傾向にあるようで、厚生労働省「平成25年国民健康・栄養調査の結果」には、20代の朝食の欠食率は、男性で30%、女性で25.4%もあります。脳は睡眠時も働き続けているため、朝はブトウ糖というエネルギーを摂取する必要があります。朝食を取ることで、体内時計を整え、朝の目覚めをすっきりさせ、仕事や勉強に集中できるからだ作りをしましょう。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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