国の睡眠指針第9条…②
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第9条.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
本日は、
2.年齢にあった睡眠時間を大きく超えない習慣を
をおはなししましょう。
解説から抜粋しますと、
日中に長い時間眠るような習慣は、昼夜の活動・休息のメリハリをなくすことにつながり、夜間の睡眠が浅く不安定になりがちです。一方で、日中に適度な運動を行うことは、昼間の覚醒の度合いを維持・向上し、睡眠と覚醒のリズムにメリハリをつけることに役立ち、主に中途覚醒の減少をもたらし、睡眠を安定させ、結果的に熟睡感の向上につながると考えられます。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
脳波を用いて客観的に調べると、夜間に実際に眠ることのできる時間(正味の睡眠時間)は加齢とともに短くなるのに対して、実生活では年齢が高くなるほど寝床に就いている時間は延長している。これは、高齢者の多くは仕事や学業などの日中の制約から解放され、十分な時間を睡眠に充てることが可能であることが原因と考えられる。ただし、必要以上に長い時間、寝床に就いていると、中途覚醒が出現し、熟睡感が損なわれ、不眠を呈しやすくなることが指摘されていることから、注意が必要である。必要な睡眠時間には個人差があり、昼間の活動量などでも変化する。日中に過剰な眠気がなければ、その人が必要な睡眠時間は足りていると考えられることから、就床時刻と起床時刻を調節し、上手に睡眠スケジュールを設計することが重要である。
という記載があります。
体の健康に良いことは、少なからず脳の健康にもつながることが、米国の研究所によって発表されています。40歳代のうちに運動をしていると、高齢になってから認知症を発症するリスクが下げられる可能性があるそうです。日中に体に無理のない運動を取り入れることで、体も心も健康になりましょう。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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