看護の日
5月12日は「看護の日」です。
今日は近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日でもあります。
日本は高齢化社会となっています。
内閣府「平成27年版高齢社会白書」によると、高齢化率は26%に上昇しています。2060年には2.5人に1人は65歳以上と予測されており、ますます少子高齢化が進むと懸念されています。
さて、年齢を問わず新生児から高齢者まで共通して重要なのが睡眠です。睡眠の取り方は世代ごとに変化しています。そこで、高齢者の睡眠についてご紹介します。
厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」の第5条の解説から抜粋しますと、
夜間に実際に眠ることのできる時間、つまり一晩の睡眠の量は、成人してからは加齢するにつれて徐々に減っていきます。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
脳波を用いて客観的に夜間睡眠時間を調べた世界各国の65編の論文から得られた健常人3,577人のデータをまとめた研究では、夜間睡眠時間は15歳前後では8時間、25歳で約7時間、その後20年経って、45歳には約6.5時間、さらに20年経って65歳には約6時間というように、成人してからは20年ごとに30分程度の割合で夜間睡眠時間は減少することが示されている。一方、夜間に寝床で過ごした時間は、20~30歳代では7時間程度であるが、45歳以上では徐々に増加し、75歳では7.5時間を越えることが示されている。これは、夜間睡眠時間を客観的な指標を用いて調べた研究として、信頼度が高いデータと考えられる。
という記載があります。
年齢とともに体力が落ちるなど変化があるように、睡眠にも変化が生じます。早寝早起きもその変化の一つです。
早朝に起きてしまい二度寝できないようでしたら、朝の時間を有意義に使いましょう。寝れぬまま寝床でうつらうつらとしている時間だけが増えてしまうと、睡眠満足度の低下に繋がります。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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