国の睡眠指針第10条…③
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第10条.眠くなってから寝床に入り、起きる時間は遅らせない。
本日は、
3.眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
をおはなししましょう。
解説から抜粋しますと、
眠りが浅く何度も夜中に目が覚めてしまう場合は、寝床で過ごす時間が長すぎる可能性が考えられます。必要以上に長く寝床で過ごしていると、徐々に眠りが浅くなり、夜中に目覚めるようになります。特に退職後に、時間にゆとりができた場合など、生活の変化がきっかけとなって、必要以上に長く寝床で過ごしてしまうことがあります。また、不眠でよく眠れないことを補おうとして、寝床で長く過ごすようになる人もいますが、必要以上に寝床で過ごしていると、さらに眠りが浅くなり、夜中に何度も目覚めるようになります。対処としては、積極的に遅寝・早起きにして、寝床で過ごす時間を適正化することが大事です。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
眠りが浅く、夜間に何度も目が覚めてしまう場合には、必要な睡眠時間よりも長く寝床で過ごしている可能性がある。8週間かけて、寝床にいる時間を短くする必要性を学習した不眠症患者では、その後、睡眠の改善(総睡眠時間の増加、睡眠潜時の減少、中途覚醒時間の減少、睡眠効率の増加)が認められ、この効果は36週間持続することが介入研究において示されている。睡眠ポリグラフ検査を用いた研究でも、寝床で過ごす時間を減らすことは、総睡眠時間の増加、入眠潜時の減少、睡眠効率の増加、中途覚醒の減少をもたらす可能性があることが示唆されている。
という記載があります。
夜眠れなくて辛い時は、早寝を心がけるのではなく、早起きすることを頑張りましょう。朝起きて太陽の光を浴びることで、体内時計は徐々に朝型に変わり、早起きの辛さは減っていきます。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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