国の睡眠指針第8条…③
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第8条.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
本日は、
3.睡眠不足が蓄積すると回復に時間がかかる
をおはなししましょう。
解説から抜粋しますと、
睡眠不足が長く続くと、疲労回復は難しくなります。睡眠不足による疲労の蓄積を防ぐためには、毎日必要な睡眠時間を確保することが大切です。睡眠の不足を休日などにまとめて解消しようとすることを「寝だめ」と呼ぶことがあります。しかし、沢山眠っておくとその後の睡眠不足に耐えられるということはなく、「睡眠」を「ためる」ことはできません。睡眠不足が蓄積されてしまうと、休日にまとめて睡眠をとろうと試みても、睡眠不足による能率の低下をうまく補うことはできません。また、睡眠不足の解消のために、休日に遅い時間まで眠っていると、光による体内時計の調整が行われないために生活が夜型化して、日曜の夜の入眠困難や月曜の朝の目覚めの悪さにつながります。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
健康成人を対象にした研究では、6~7日間睡眠不足が続くと、その後3日間、十分な睡眠時間を確保しても、日中の作業能率は十分に回復しないことが示されている。日本では、平日の睡眠不足を補うために、週末にまとめてとる「寝だめ」をする人が存在する。「寝だめ」は作業効率の改善のためには、ある程度有効であることがいくつかの介入研究で示されてはいるが、これらの結果は、睡眠不足が続いて蓄積されると、「寝だめ」だけでは睡眠不足に伴う作業能率の回復には不十分であることを示している。
という記載があります。
平日に睡眠不足が続き、休日に寝不足を解消するため長く寝るとしても、最大で2時間までにしておいたほうがよいでしょう。体内時計のリズムを保ちながら、睡眠不足を解消することが望ましいです。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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