国の睡眠指針第8条…②
「健康のための睡眠指針2014」
「睡眠12箇条」
第8条.労働世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
本日は、
2.睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させる
をおはなししましょう。
解説から抜粋しますと、
勤労世代では、必要な睡眠時間が確保しにくいこともあるため、特に、労務形態の違いを考慮しつつも、十分な睡眠を確保する必要があります。睡眠不足は、注意力や作業能率を低下させ、生産性を下げ、事故やヒューマンエラーの危険性を高めます。自分では眠気による作業能率の低下に気が付かないこともあります。忙しい職場では、睡眠時間を削って働くこともあるかもしれませんが、それが続くと知らず知らずのうちに作業能率が低下して、さらに、産業事故などの危険性が増すことがあります。
という記載があります。
科学的根拠から抜粋しますと、
健康成人を対象にした研究では、人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは起床後12~13時間が限界であり、起床後15時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業能率、起床後17時間を過ぎると飲酒運転と同じ作業能率まで低下することが示されている。交代勤務では、二交代制か三交代制かによっても必要な睡眠時間を確保するための方法は違ってくる。しかしながら、現代では交代勤務を実施している者が十分な睡眠時間を確保するための方法については、一致した見解は得られていない。そのため、個人レベルでの工夫だけでなく、職場の特性や様態に合わせた勤務スケジュールの設計など、労務者の適切な睡眠時間確保のための、職場ぐるみの取組も大切である。
という記載があります。
睡眠不足は心にも体にも影響をおよぼします。交感神経の緊張が続くため、血圧が高くなったり、メラトニンの分泌量が減るため老化が早くなったりします。忙しい時ほど、睡眠に気を付ける必要があるでしょう。
出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」
詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。
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