赤ちゃんの睡眠 6か月
6か月
だんだんとまとまった睡眠がとれるようになりはじめ、お昼寝も長く眠れるようになってきます。寝返りも上手にできるようになってきますので、ゴロゴロと動き回ってしまうようでしたらふとんに一工夫が必要です。ベビーベッドを使用しているようでしたら、柵を付けて落ちてしまわないようにしましょう。床にふとんで寝ているようでしたら、ふとんと壁などの隙間に顔が埋まってしまわないようしっかりと隙間を埋めましょう。落下や窒息事故を防ぎ、赤ちゃんが安心して休める環境作りが大切です。
睡眠のリズムがしっかりしてくる子もいれば、まだまだ夜泣きで短時間しか眠れない子もいます。生活のリズムを整えるようにしながら、ゆとりをもって付き合いましょう。赤ちゃんは寝たいときに寝て、起きたいときに起きます。寝不足になることはありませんので、お母さんも一緒に昼寝をしながら身体を休めるようにしましょう。
6か月は脳の発達が目覚ましく、たくさんのことに興味を示すようになってきます。お散歩にでかけたり、「いないないばあ」など室内遊びを一緒にして脳に刺激を与えることで、それを記憶するために赤ちゃんも睡眠を必要として寝やすくなります。ただし、激しく揺さぶるなどの刺激は大変危険です。
揺さぶられっこ症候群
赤ちゃんの頭はまだ柔らかく、骨もしっかりしていないため、激しく揺さぶったりするなどして脳に衝撃を与えると、「揺さぶられっこ症候群」になってしまうことがあります。
これにより寝たきりになってしまったというケースもありますので、
- 過剰に赤ちゃんを揺すった
- 赤ちゃんを空中に投げて行う「たかいたかい」をした
- 揺りかごに入れて過剰に揺すった
などを行い、赤ちゃんに異常が見られたらすぐに医療機関を受診しましょう。揺さぶられっこ症候群は脳にダメージがあるため、命の危険性があります。育児に不慣れなお父さんが赤ちゃんをあやすときは、事前にやり方や注意点を伝えるようにしましょう。
湿疹
6か月頃になってくると、お母さんからの免疫が減少することから突発性の湿疹ができることがあります。ウィルス性のものなのか、アレルギー性のものなのか湿疹の原因は様々ですので専門の医療機関を受診するようにしましょう。赤ちゃんの皮膚は薄く、大人の2分の1ほどしかありません。機能も未熟なため肌トラブルが起こりやすくなっています。汗をかくとあせもになりやすので、できればお風呂かシャワーで洗い流し、保湿ケアをしてあげましょう。忙しい時は濡れたガーゼハンカチを少し温め、拭いてあげるのも効果的です。つやつやぷるぷると思われがちな赤ちゃんですが、実はとっても乾燥肌です。毎日清潔にし、保湿ケアをしてあげましょう。
清潔にしていて、ケアもしているのに湿疹が治らない時は使用している衣類や寝具が赤ちゃんに合っていない可能性があります。品質表示を確認してみてください。化学繊維を使用しているようでしたら、アレルギーの可能性もあります。化学繊維は汗の吸収が悪いため、あせもにもなりやすいです。赤ちゃんの衣類や寝具は直接肌に触れるもの。肌に優しい綿やテンセル™(植物由来の繊維)などを選びましょう。
まとめ
赤ちゃんの成長が目に見えて分かり、表情やしぐさなど可愛さがいっぱいです。いっぱい遊んであげたくなりますが、揺さぶられっこ症候群に気をつけましょう。お母さんからもらった免疫が減少してきますので、赤ちゃんに異常が感じられたら医療機関を受診しましょう。まとまった睡眠がとれるようになり、お母さんも少しずつ楽になってきます。
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