和のイメージが強くなりがちな麻寝具は、洋風ベッドにはフィットしにくいという印象を持つ方が多いのではないでしょうか。しかし、麻はヨーロッパにおいてリネン文化と呼ばれ、長い歴史を持っています。シーツやパジャマ、バスタオルなどは「ホームリネン」と呼ばれ、テーブルクロスやナプキンなどは「テーブルリネン」と呼ばれています。また、ホテルでリネンと言えばシーツなどの寝具を指します。この「リネン」の由来はリネン素材から来ているものですが、現代ではリネン素材以外の製品も「リネン」と呼ばれるほど、リネンは洋風な生活に身近な素材と言えます。

リネンはシャリ感よりもさらっとした滑らかな質感なので、上品なベッドリネンを作るのにはちょうどよい素材です。

従来から丸三綿業でもリネン生地の商品を作っていましたが、和でも洋でもなくといった感じでした。もっと洋の方向に振ったリネン寝具を作ろうと思い、無機質でありきたりなマス目のキルトをやめて、「機能性」と「遊びごころ」を取り入れ開発されたのが「マリンキルト」です。

パッドシーツ、ベッドパッドはマス目ですが、これは「機能性」と「安定性」を重視し、海外の一流ホテルでも採用され、インポート物に多くあるような、従来のマス目より細かく正確なマス目に増やしました。これが「スクエア200S」キルトです。