赤ちゃんの睡眠と布団の選び方

暖かくなったり、寒くなったり、気温差の激しい春は赤ちゃんのパジャマや布団選びも悩むところです。寒くないようにと暖かくすれば、コロコロ布団から転がって気付くと掛け布団なしで寝ていることも。

そこで!赤ちゃんの睡眠リズム、布団の選び方とオススメ寝具、寝室の作り方をご紹介します。

新生児の睡眠

生まれたばかりの赤ちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごしています。最初のうちはまとまって眠ることができず、約2~3時間眠ると目が覚め、ミルクやおむつを変えてまた眠るといったサイクルを繰り返しています。深い睡眠よりも浅い睡眠の方が多く、ちょっとした物音で目が覚めてしまうことも。まだ昼と夜の区別がついていないため、好きな時に起きて、好きな時に眠ります。夜中に起きていても、元気にしているようなら大丈夫です。

生後2か月、3か月の睡眠

新生児の頃より少しだけ起きている時間が増えてきます。早い子だと夕方にぐずってしまう「黄昏泣き」が始まります。おむつが汚れているわけでも、お腹が空いているわけでもなく、なぜぐずってしまうのか詳しい原因は分かっていません。始まる頃、終わる頃には個人差があり、あまり黄昏泣きをしない子もいます。赤ちゃんが泣き続けてしまうとお母さんは大変ですが、赤ちゃんが成長している証拠です。今だけのことですので、ゆとりを持って甘えさせてあげましょう。赤ちゃんによっては、おくるみにくるむと安心感を覚え泣き止む子もいます。

赤ちゃんの泣き止みのツボにも個人差がありますので、気分転換にベランダで風に当たってみるなど、色々試して赤ちゃんに合った落ち着く方法を探してみてください。

生後4か月の睡眠

少しずつまとまって寝れるようになってきます。夜中の授乳も減りお母さんの負担は楽になってくる頃です。だんだんと昼と夜の区別がつくようになり、日中に遊ぶ時間が増えてきます。散歩に出かけたり、一緒に室内遊びをしたり、刺激を与えることで赤ちゃんも気分転換になり、寝つきやすくなります。

ただし、長時間の外出はまだ身体の負担になってしまいますので注意が必要です。皮膚はまだ薄く、弱いため外出の時間帯は日差しの強くない午前中か夕方がおすすめです。

生後5か月~6か月の睡眠

赤ちゃんの首もしっかり座り、うつ伏せにすると首をもちあげられるようになってくる頃です。声を出して笑ったり、笑顔が見えたり、表情も随分豊かになってきたのではないでしょうか。この頃から寝返りができるようになってきます。片方だけにしかできなかったり、寝返りをするそぶりもなかったりと個人差がありますので、遅いからと気にする必要はありません。生まれた季節によっても差はあるようで、寒い冬の頃だと動きたくない赤ちゃんは、寝返りが遅くなるなんてこともあるようです。

寝返りをするようになってきたらベビーベッドは柵を付けて落ちてしまわないようにしましょう。床にふとんで寝ているようでしたら、布団と壁の隙間に顔が埋まってしまわないようしっかりと隙間を埋めましょう。落下や窒息事故を防ぎ、赤ちゃんが安心して休める環境作りが大切です。

生後7~8か月の睡眠

まとまった睡眠がとれるようになりお昼寝もぐっすりという子もいれば、遊びたくて仕方なく、全然お昼寝をしてくれない子もいるでしょう。赤ちゃんの睡眠にも個人差があり、長時間眠りを必要とするロングスリーパーの子もいれば、短時間眠るだけで十分なショートスリーパーの子もいます。日中元気に活動しているようであれば、健康は問題ありません。ただし、夕方までずっと寝続けてしまうと夜が寝られなくなってしまう可能性もあります。夜の寝付きが遅くなるようでしたら、お昼寝は3時頃までとし、睡眠のリズムを整えてあげましょう。

生後9か月~1歳の睡眠

生活リズムが整い、まとまった睡眠がとれるようになってくる頃です。お昼寝の時間も、午前中と午後の2回になってきます。夕方まで寝ていて、夜眠る時間が遅くなっているようでしたら、お昼寝の時間は3時までにしてみましょう。浅い眠りのタイミングに起こせば、ぐずりも少なく起きてくれます。お昼寝をたっぷり寝ても、夜もしっかり眠れるなら無理に起こす必要はありません。夜泣きの有無は個人差があり、泣いてしまう子もいれば、まったく泣かずに朝までぐっすり眠れる子もいます。1歳ごろに落ち着いてくる子が多いようですが、授乳して寝かしつけている場合夜中に泣いてしまう子は多いそうです。我が子は2歳になってもまだ夜中に泣いています。睡眠がまとまってとれず大変ですが、今だけのことと思うと泣き顔も可愛く見えてきます。

生活リズムの理想は、朝6~7時までに起床し、夜は21~22時までには眠っていることです。しかし、なかなか思い通りにはいきません。思い通りに寝てくれなくても、赤ちゃんが元気なら大丈夫です。赤ちゃんの睡眠にも個人差があります。理想はあくまで理想であり、必ずこうしなければならないというわけではありません。赤ちゃんが寝不足になることはありませんので、気長にやっていきましょう。お母さんは体調をくずさないように、一緒にお昼寝をして身体を休めることも大切です。

布団の選び方

大人もののふとんは赤ちゃんには重く、敷きふとんは柔らか過ぎると頭が沈み込んでしまうため窒息の危険性があります。使用するふとんは必ずベビー用の専用のふとんを用意しましょう。赤ちゃんは生後2か月程度の期間、授乳の時以外はほとんど眠っています。睡眠時間は1歳頃までは1日13~15時間です。寝るのが仕事といわれるほど睡眠は大事な時間なので、寝具選びはとても大切です。

赤ちゃんの特徴
  • 成長が著しい
  • 新陳代謝が盛ん
  • 肌が敏感でかぶれやすい
  • 骨が柔らかい
  • 温度や湿度の変化に適応しにくい
敷き布団

赤ちゃんの体があまり沈み込まない硬めのわたを使ったマット状のものや、表面を凹凸にして通気性や放湿性を高めたものなどがあります。柔らかな骨を保護するため、うつ伏せになった時の窒息を防ぐために敷きふとんは硬めのものがよいでしょう。

掛け布団

季節や室温にもよりますが、乳幼児は体温が高いため、冬以外の季節は毛布やタオル程度で過ごせる場合があります。お腹や背中を触ってみて、冷えていないようでしたら大丈夫です。暖め過ぎは乳幼児突然死症候群のリスクを高めてしまいます。自然な動作を邪魔しいないように軽くて動きにフィットするような掛け布団を選びましょう。子供の成長に合わせて計画的に寝具を変えるのが重要です。

赤ちゃんの頃は枕はなくても大丈夫です。頭の汗が気になるようでしたら、薄い綿のタオルや、ガーゼを敷いてあげましょう。高さのある枕を使い始めるのは、背骨が大人と同じS字カーブになってからです。

素材選び

乳児の皮膚は大人の半分ほどしかなく、とても敏感で皮膚トラブルを起こしやすいです。直接触れる寝具は、肌に優しい天然素材を選びましょう。

赤ちゃんに向いてる天然素材
  • 綿
  • シルク
  • テンセル™ (植物由来の繊維)
オススメ寝具

お買い得に布団を買うなら、一式揃った寝具セット。

お子さまふとんセット

【セット内容】

  • 敷きふとん
  • 敷きパッド
  • 合掛けふとん
  • 肌掛けふとん
  • 掛けふとんカバー1枚

【側地】綿100%

【詰めもの】再生繊維テンセル™100%

【日本製】

【販売価格】39,960円(税込)

【送料無料】

【ギフト包装無料】

【受注生産】

お子さま用布団6点セットです。テンセル™は吸湿性・放湿性に優れ汗っかきのお子さまにぴったりの素材です。調節のしやすい合掛け布団と、肌掛け布団が付いていますので通年でご使用いただけます。ご家庭でお洗濯も可能です。

シルクベビー布団セット

【セット内容】

  • 掛けふとん
  • 敷きふとん

【側地】綿100%

【詰めもの】シルクフィル100%(群馬県産シルク100%のわた)

【日本製】

【販売価格】130,140円(税込)

【送料無料】

【ギフト包装無料】

【受注生産】

シルクは人の皮膚の組成と酷似しているため特に肌の弱い赤ちゃんにおすすめです。保温性に優れているため、薄くても軽くて暖かです。富岡市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。

赤ちゃんの睡眠環境

月齢の小さいうちは顔にハンカチやふとんなどがかぶってしまうと、自分で払いのけることもできず、窒息事故の危険性があります。赤ちゃんのふとんの周りには物を置かないようにしましょう。赤ちゃんは寝たいときに眠り、起きたい時に起きますので、寝不足になることはありません。ちょっと眠る時間が短いショートスリーパーの子や、ぐっすり寝ている時間の長いロングスリーパーの子もいます。眠りには個人差がありますので、平均と違うと神経質になる必要はないようです。

寝ている時間をぐっすり眠れる環境
  • 静かである
  • 暗い
  • 温度 25~28度
  • 湿度 50~60%

を作ってあげるようにしましょう。

参考:寝具・寝装品のための性能測定マニュアル

発行:一般財団法人 日本ふとん協会

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