赤ちゃんの布団 朝晩が肌寒くなってきた季節の睡眠

秋になり、朝晩は気温も20℃を下回り空気が冷え込み始めました。

ベビー用のふとんは大人用のふとんと比べると薄く軽いので、冷えて風邪を引いてしまわないか心配になります。手足をバタバタ動かしたり、ごろごろ元気に寝返りをしたり、掛けふとんを蹴り飛ばしてしまうこともままあります。これからもっと寒くなってきますので、赤ちゃんに合ったふとんを用意してあげましょう。

布団を選ぶ時のポイント

赤ちゃんは新陳代謝が活発で、大人よりも汗っかきです。体温も大人より高く、平熱は37℃前後あります。ふとんは汗をよく吸い、通気性の良いものにしてあげましょう。また、皮膚は薄くかぶれやすいため敏感肌に優しい綿やテンセル™といった素材の側地がオススメです。

<こどもふとんロイヤル5点セット>

植物由来の繊維テンセル™わたを使用。側地は綿100%で、肌に優しい素材で作られたふとんです。

<群馬産シルクベビーふとんセット>

素材から縫製まですべて日本製のシルクふとんセット。シルクのタンパク質の組成は人の皮膚と酷似しているため、アトピー性皮膚炎など、特に肌が敏感なお子様にも優しいベビーふとんです。

赤ちゃんのふとんは大人よりも1枚薄めくらいがちょうど良いと言われています。我が子は暖かめの綿100%バスタオル1枚にテンセル™の敷きふとんで寝ています。掛けふとんはまだ暑かったようで、蹴り飛ばしていました。テンセル™ふとんは新生児の頃からの愛用品です。頭がびっしょりするほど汗をかいても、しっかり吸い取ってくれるので風邪もほとんど引かず、湿疹もあまりできません。

この時期気になるのは、ふとんから飛び出ている手足。触るとひんやりしていて風邪を引いてしまわないか心配になります。ですが、不調がなければ手足がふとんから出ていても見守ってあげましょう。手足が冷たくなっていてもお腹と背中が暖かければ大丈夫です。赤ちゃんを暖め過ぎてしまうと体温調節ができなくなったり、乳幼児突然死症候群のリスクを高めてしまいます。

お腹や背中が汗ばんでいるようでしたら、着せ過ぎか室温が高くなっています。顔色が悪くなっていたり、手足が変色するくらい冷えている場合も調節をして、睡眠環境を整えてあげましょう。睡眠環境を整えても様子がおかしい場合は、病院を受診しましょう。

寝る時の服装

寝ている時の赤ちゃんの服装は、肌着、パジャマの2点。足の裏はたくさん汗をかくので、靴下は脱がせましょう。

寝る時の注意点

一緒に添い寝をしているご家庭もいらっしゃると思いますが、大人用の掛けふとんで赤ちゃんと寝るのは危険です!!大人用のふとんは赤ちゃんには重く、顔にかかってしまうと自分ではらいのけることはできません。窒息の恐れがありますので、ベビーふとんを使用するようにしましょう。

消費者庁からの発表によると、平成22~26年までの5年間で、0歳児の就寝時窒息死事故が160件が確認されました。不慮の事故死502件のうち、誤飲などを含めた8割が窒息によるものです。この窒息死の中でも1番多かったのが睡眠時の窒息で、全体の事故死の32%を占めています。

原因として多かったのが

  1. 顔がマットレスなどに埋まる
  2. 掛けふとんなどの寝具が顔をおおう・首に巻きつく
  3. ベッドと壁の隙間などにはさまれる
  4. ベッドからの転落に起因する窒息
  5. 家族の身体の一部で圧迫される
  6. ベッドの上の衣類やクッションで顔をおおわれる

です。

消費者庁からは以下の注意喚起がなされています。

  • できるだけベビーベッドに寝かせ、転落しないように、柵は常に上げておきましょう。
  • 子ども用の軽い掛けふとんを使用し、敷きふとん・マットレス・枕は子ども用に固めのものを使用しましょう。
  • 寝ている子どもの顔の近くに、口や鼻をおおったり、首に巻き付いてしまったりするものは置かないようにしましょう。
  • 寝室には、子どもの頭や顔がはさまってしまう隙間をなくしましょう。
  • 1歳になるまではあお向けで寝かせましょう。
  • 添い寝したまま寝込んでしまい、子どもを体で圧迫してしまわないよう注意しましょう。

厚生労働省によると、あお向けに寝かせることで乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生が低くなるというデータもあります。SIDSにより、平成27年には96名の赤ちゃんが亡くなっており、乳児期の死亡原因の第3位になります。

まとめ

大人と同じ感覚でふとんを掛けてしまうと暑すぎたり、ふとんが重すぎたりしてしまいますので、赤ちゃんに合った快適な睡眠環境を整えてあげましょう。

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