寝具の種類 掛けふとん:麻

麻ふとん

日本の夏は高温多湿で、今ほどエアコンが普及していない時代から夏用のふとんとして使われてきました。国内生産は少なく、「近江、小千谷」などの地名の付いた高級麻ふとんは一部専門店や百貨店で取り扱われています。

参考:寝具・寝装品のための性能測定マニュアル

発行:一般財団法人日本ふとん協会

麻は植物に含まれている繊維の総称で、約20種類近くあります。

身近にあるものですと、

  • リネン(亜麻) ・・・ 衣料、寝具、資材 等
  • ラミー(苧麻) ・・・ 衣料、寝具、資材 等
  • ヘンプ(大麻) ・・・ ロープ、衣料 等

などがあげられます。

寝具に使われている麻は、リネンとラミーの2種類が主です。日本の家庭用品品質表示法で、「麻」と表示できるのもリネンとラミーだけです。

リネンとラミー特性は

  • 繊維が非常に強い
  • シャリ感、張りがある
  • 涼感を与えてくれる
  • 吸熱、発散性に優れる
  • 上品な光沢
  • 伸度が低い
  • 生分解性が優れている

などがあげられます。

繊維が強く、シャリ・貼り感がある麻は、通気性に優れているため清涼感があります。

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