国の睡眠指針第3条…②

「健康のための睡眠指針2014」

「睡眠12箇条」

第3条.良い睡眠は生活習慣病予防につながります。

について本日は、

2.睡眠時無呼吸は生活習慣病の原因になる

をおはなししましょう。

解説から抜粋しますと、

睡眠時に息の通りが悪くなって呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群は、治療しないでおくと高血圧、糖尿病、ひいては不整脈、脳卒中、虚血性心疾患、歯周疾患などの危険性を高めます。

という記載があります。

科学的根拠から抜粋しますと、

過去約10年に発表された数多くの縦断研究では、(閉塞性)睡眠時無呼吸やその症状の1つであるいびきが生活習慣病(高血圧、糖尿病、歯周疾患、心房細動、脳卒中、虚血性心疾患、突然死等)の発症の独立した危険因子であることが示されている。多くの介入研究では、(閉塞性)睡眠時無呼吸の適切な治療により、症状が改善し、高血圧や脳卒中の危険性も低下することが示されている。また、いくつかの介入研究では、肥満の者では減量が睡眠時無呼吸を改善させることが示されている。さらに、1425人を対象にした横断研究および811人を対象にしたコホート研究では、喫煙や飲酒が睡眠時無呼吸と関係することが示されており、禁煙や節酒が睡眠時無呼吸の改善に有効であることが示唆されている。

という記載があります。

生活習慣病は本人に自覚がないまま重症化してしまうこともあります。また、そうなってしまってからでは、進行前の健常な状態に戻すのは困難な大変恐ろしい病です。日頃から健康でいるための努力が重要です。

出典:厚生労働省ホームページ「健康づくりのための睡眠指針2014」

詳細は、厚生労働省ホームページ をご覧ください。

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